Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

Tulum・トゥルム旅行にマストなオススメレストラン

Tulum旅行の目的がアートだったのでビーチでのんびり計画は無かったものの、「折角来たのだからカリブ海を拝んでおかなければ!」とビーチ沿いにある日本食レストランを予約。大当たりだったので紹介致します。

メキシコ生活で本物の日本食が恋しい方へ、メキシコ旅行で胃がお疲れの方へ太鼓判を押します。

Kogure Tulum

ホテルPocna Tulum Hotelのビーチ沿いにある日本食。こちらのエントランスを進むと美しく静かなプライベートビーチで美味しいラーメンとお寿司が堪能出来ます。メキシコ9年目でメキシコで一番美味しい豚骨ラーメンと中トロ握りを食べました🤤

ホテル内にありますが、如何なるお客様が入れます。ホテル敷地内を進んでいくと、青い海が目の前に広がります。

メニューは幅広いのですが、私は事前にKogureに来店経験のある友にオススメメニューを聞いていました。

最高の握り寿司は熟成マグロ・熟成中トロ握り

熟成マグロ(Atún Añejado)メニューには無さそうなので、直接日本人シェフに聞くと熟成13日目のがあるとのこと。前乗りにお願いします!と注文。

ひゃー美味しそうで、箸を握る手が最速。赤身、背中、そして中トロ。心を一旦落ち着かせてからまず赤身。おいおい美味し過ぎるぞ!助走の割に美味し過ぎる…シャリを覗くと美味しんぼで学んだ“米粒との間に空気が均等に入り、ふわっとしながらも崩れないのが最高のシャリ"。

背中(多分トロ)も文句なし!

そして噂の熟成マグロの中トロ…銀座の寿司屋の味でした。何貫でもWelcome!!!

メキシコ人生1番のラーメン

私はラーメンが大好物。新しくラーメン屋がオープンしたと聞けばとにかく試しています。それなりに美味しいラーメンはあっても、残念ながら今まで一度も合格点のラーメンには出会ったことがありません。ラーメンの複雑さを考えると簡単ではないことは百も承知。私はラーメン職人を心から尊敬しています。

Kogureのラーメンは、豚骨•味噌•醤油の3種類。夫は豚骨、私は味噌を注文。夫は映画『タンポポ』でラーメンの極意を学び、ラーメンが到着したらまず視覚で楽しむ。ラーメンの全容を確認し、れんげでスープを掬い、色を確認。そんな夫を他所に私は速攻スープを喰らう!美味し〜!最高の塩バランス!(メキシコで食べるラーメンは塩強め)全く雑味を感じない!感動しているとワンテンポ遅れて夫が「wow…!!」と一言。日本人シェフに「魚介の出汁が入っているね!豚骨なのに!それに全く化学調味料の味がしないね。僕はスープまで一滴も残さず食べるよ!」…私が山岡のつもりだったけれど、夫の方が美味しんぼしていました。

と、ラーメン好き夫婦で大満足の一杯。魚介豚骨ラーメン、メキシコで初めての合格ラーメンとなりました。

そんなこんなで色々食べて飲んで、日が暮れ、真っ暗な海辺。波の音に癒され、星が見え(まだまだTulumは灯り少なめ)、最高のシチュエーション。浜辺では亀ベイビーが殻から孵化して、ボランティアが砂浜から取り上げていました。その数138匹。満月の日に海へ還すそうです。

残念ながら気候変動により、2014年から雨季の時期には大量の藻がカリブ海に到着します。シェフ曰く雨季が終わり、冬の空気になると空も海も星も本来の美しさを輝かすとのこと。私たちは藻があっても充分に自然と美味しい食を堪能しましたが、もし人生で一度しかTulumには行かないかもしれない方には乾季の季節がオススメです。

メキシコを旅する度にMéxico Lindo(美しきメキシコ)を感じ、メキシコが好きになります。まだまだ見知らぬメキシコを楽しまないと♪

■Kogure Tulum:Carr.Tulum a, AV.Boca Palia Km. 1.5,Zona Hotelera Tulum

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Tulumでオススメのスポット –SFER IK-

数年前から目をつけていたアートを観に週末弾丸でトゥルムへ行ってきました。

Tulum・トゥルム

メキシコのビーチリゾートで有名なのが、カンクン。美しきカリブ海沿いに今では、カンクン周辺のPlaya del Carmen、Cozumelに加えHolboxも人気です。かつてはトゥルムはヒッピーの海街という扱いで、カリブ沿いにあるトゥルム遺跡に寄るくらい。リゾート地として発展したのはここ最近。

カンクン空港から約1時間半。ジャングルだった部分を開拓してホテルが建設されているのでこじんまりとしているのもギスギスしていなくて良いです。エコツーリズムを謳っており、ヨーロッパ人に人気があることと、メキシコヨガの聖地とも言われているので少しスピリチュアル感が漂います。

ビーチとジャングルの間の道路は、どうやら都市計画をせず一気に発展したせいで道が狭いです。一本しか通っていない道路には自動車以外に歩行者と自転車も共有で常に渋滞。これは良くない部分。しかしインスタ流行後に発展したこともあり、写真スポットだらけ。歩くだけでも楽しいです。

SFER IK

そんなトゥルムのイメージ促進を牽引したのが、SFER IK。アルゼンチン建築グループRothのプロジェクトでジャングルの中に美術館2ヶ所、エコホテル、レストランと多岐に渡る空間をデザイン。

今回私が訪れたのはジャングルの中に聳え立つ巨大で不思議なコンクリートと木が一体化された美術館です。

大きな木の枝で出来たホールへ吸い込まれいきます。

美しい木の波の回路を進みます。

靴を脱ぎ捨て裸足で入館。まずこの風景が目の前に飛び込んできます!美し過ぎて息をのんだ瞬間です。一発で心を持っていかれました。

床はどこも平らな部分はありません。枝が美しく波打つ床は木の温もりを感じて懐かしい気持ちに。コンクリートで出来た壁はどこも同じではなくそれぞれの形、どこを切り取っても違う表情を見せてくれます。一緒ではない、整わないこと自尊心の強さと凛とした美しさを感じます。

東信さんの作品。東さんはメキシコの植物の生命力に惹かれて何度か来墨されています。日本を代表するフラワーアーティストの作品がメキシコで見れることに感謝。

想像していた3倍以上の広さで中心の空間から枝分かれしたいくつかの空間があり、空間ごとに雰囲気が変わります。穴から漏れる自然光の美しさ…太陽なしに自然も私たちも生かされないことを思い出させます。

建物の周りも平らなところはありません。ネットが張ってあり、寝そべるのもあり。体験型アート建築。少し養老天命反転地を思い出しました。

この美術館を終えるとレストランへ。これまたオシャレ過ぎる空間が漂っていました。下記インスタに動画を貼り付けているので宜しければ見て下さい。ここまで完璧な空間なので仕方がありませんが、ドリンクは驚きの金額設定。私たちはそっとメニューを閉じました。

 
 
 
 
 
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行き方と注意点

カンクン空港から2時間半。自動車のみ。残念ながらツアーを開催している日本語対応の旅行会社はなさそうです。

同じ名前のSFER IKという同じ系列の小さい美術館がホテルゾーンにありますので間違えないように注意して下さい。紹介したのはGrulla23 Zona B  Franscisco CP77796にあります。小さい美術館とこちらは車で50分の位置にあります。

大きい美術館は入館料400ペソ。小さい方は200ペソ。2つ行くとふたつ目は半額になります。私は間違え先に小さい方へ行き、その後向かったので2人で結局800ペソですみました😊

毎週土曜日10時から陶芸のクラスもあるそう。レストランで使われている個性的な器を作っている職人たちに習えるので、次回参加してみたいと企んでいます。ちなみに参加料は800ペソ。

世界に誇れる建築です。最近は世界中で自然と共存していることを深く理解することを求められています。自然へ地球への尊敬を感じる今の建築だと心から感じました。建築も今を後世へ繋いでいく社会を映すもの、後世に生きるものたちへ恥ずかしくないように地球を大切にしなければ、そんなことを思った旅でした。

メキシコの山にあるレストラン・CUBO

折角海外にいるから日本にはなさそうなことは積極的に経験していきたい派です。ここ数年気になっていたレストランへ、ようやく行ってきました。

CUBO

コンセプトレストランで、メキシコ州の山の中にあります。メキシコシティから約1時間ほどで到着。山の中を少し走るので運転に自信がない方にはおすすめしにくいかもしれません。

政府で働いていたRodrigoが仕事関係できのこ業界の現実を知ってから、きのこに興味を持ち、山を買い、キューブの形をした家兼レストランを経営しています。しかし彼はシェフではありません。最初はただきのこを採って友人たちと食べるだけだったのが、気が付くとメキシコの有名レストランシェフと繋がりが出来、月に2〜4回シェフを山へ招待してレストランをしています。毎回違うシェフがやってきます。“自然の中で食べる豪華な食事“がコンセプト。

今回は有名レストランROSETTAシェフ・Victor Jimenez

10時半現地集合、軽い朝ごはん、きのこ狩り、ランチコースとカクテルのマリアージュ、合計5時間のコースでお一人2,400ペソ(本日レート16,282円)。かなり強気の金額のため、CUBOに行ったことのあるグルメ友達に内容を伝え行く価値があるかを聞くと「ある!」との返信が来たので、いざ!

朝ごはんオアハカのTetela。こちらとコーヒーのみで、本当に軽食。

Otomiという薪にそれぞれの願いを載せてお焚き上げしていくセレモニー。

猛毒のマリオきのこ。

本日の2400仲間ときのこ狩りへ入山。1時間半ほど歩きました。各々見つけたきのこを狩っていきます。胞子を落とすために少し頭をポンポンしてから土から採ります。人生初めてのきのこ狩り。見た目からして食べたくないきのこは収穫しませんでしたが、こんなに沢山の種類があるんだなと感心。

みんなで収穫したきのこ。なんと20個にひとつしか食べられるきのこはないとのこと。そりゃ自然のきのこで生計を立てていく現実は厳しいです。Rodrigo曰く彼らは毎日12時間きのこを探し続けるそうです。日本の舞茸を養殖する方が稼げるのでは…と思ってしまいましたが、何も知らないで軽々しく発言してはいけませんね。ちなみに松茸も探しましたが、メキシコではMichoacanでしか採れないそうです。

きのこは今の雨の季節は2日で再生されていくとのこと。きのこは大好きだけれど、知らないことだらけだと思ったり。

松の木に生える赤ちゃん松。食べられると言われ試食したら、グレープフルーツの味がしました。美味しい!

薪で作る料理。設計が素晴らしいです。

ランチコースはデザート込みの5料理と4種類のカクテル。最初のさつまいもとじゃがいもニョッキにきのこが登場。2枚目はクリームに蟻。3枚目は近くの川魚とメキシコのカレーのようなMole de Verde。(4枚目の写真にハーブや緑色の唐辛子を入れて緑になる)どれも美味しい!シェフが近年稀に見る優しい顔な上にやはり有名レストランシェフといったお味でした。アメリカから休暇で来ていた若者3人組もいて、さすがRosettaだと思わされました。

正直レビューまとめ

最初にCUBOを通り過ぎて着いた誰かの別荘の景色が素晴らし過ぎて、それと比較すると景色△、きのこ狩り含めての経験○、食事○と△の間。この金額を払ったらだいぶいいものを食べられると頭が過ってしまう微妙なライン。せめてチップ込みで2,000以内なら納得できたかもしれません。

総括:お好きなレストランシェフがいるのであれば、一度は行ってみて欲しいです。シェフによって設定金額が異なるようです。以前アジア系のシェフの時は食事をCUBOでするだけのコースで1,200ペソでした。(行ってはない)

日本は絶対にお酒とのマリアージュはできませんが、もっと整った自然とおしゃれを融合したグルメスポットになりそうです。それともメキシコの一期一会グループ食事は日本だと敬遠されてしまうのかしら。

メキシコで有名なバレエダンサーIsaac Hernandez

アートのエキシビジョンが日本より少ないメキシコで必死で情報を集めている私。50ペソ(本日レート338円)のダンスが予想を反してすごく良かったりして、メキシコカルチャーはなかなか読めないことも。そんな9年の中で唯一リピートしているメキシカンアーティストが、世界で活躍するメキシコバレエダンサー・Isaac Hernandez。先日凱旋公演に行ってきました。

Isaac Hernandez・イサックヘルナンデス

Isaac Hernandez Official (@chapulo7) • Instagram photos and videos

メキシコのハリスコ生まれの現在32歳。メキシコの世界で活躍するバレエダンサーのパイオニア。英国バレエ団、サンフランシスコバレエ団に所属。

(タイプではないのですが)イケメンで女性ファンだけでなく、世界を目指すメキシコの子どもたちの憧れの的。メキシコの広告にもよく出ている印象です。

メキシコの凱旋公演

2018年に第一回目開催。前情報なく行ったら、タップやJAZZ、コンテンポラリーやら様々なダンスのプログラムで驚きました。Isaacの公演の目的はメキシコへの恩返しとして、彼が繋がりがある世界的なダンサーと共に“ダンスアートを後世のメキシコに伝える“こと。実績がある人にしか出来ない大変素晴らしいコンセプトです。

前回もそこそこ席が埋まっていましたが、今年は完全に満員御礼状態。人気が、熱気が伝わるような公演でした。メキシコ人は多くの人がメキシコに誇りを持っていて、特に世界的に活躍するメキシコ人への誇りと尊敬を感じます。(メキシコの好きなことのひとつ)観客席があったかいのなんの。

招待ダンサーは比較的ラテン系。タップが今回もありましたが、次回の公演では“熊谷和徳“を招待して欲しい!でも2曲のために来て下さるかしら…でもきっとコンセプトに賛同してくれるだろうし、Isaac側が本気ならば熊谷さんへの依頼から公演周りまで全て私に任せてくれ!100%いや200%の力でアテンドさせて頂きますので、是非ともよろしくお願い致します。

全部が全部素敵なわけではないのですが、今回コンテンポラリーダンス枠で参加していた“Chey Jurado Giles“が素晴らし過ぎて…この人のダンスが見れただけで来た甲斐があったーーー!と思いました。ネットでは出会えない新しいアートとの出会い、儲けもん!

Chey Jurado Giles (@cheyjurado) • Instagram photos and videos

メキシコで舞台を観ること

肝心のIsaacのバレエも美しい…でも私…クラシックバレエのファンではないのです。バレエダンサーの筋肉の動きはアートだと思ってはいるのですが、タップとコンテンポラリーダンスファン。メキシコの観客は凄いと思ったタイミングで拍手をするので、ここじゃない感と集中力を切らされることもあります。最初はイラッとしていましたが、今となってはそこまで感動して拍手を送りたいのであれば素敵じゃないかとも思います。子どもたちが歓声を上げるとほんわかします。

でもでもやはりメキシコ人はまだ“アートとShowの違いを感じていない“ということはあります。生の舞台は観客もその舞台を作るひとつのパーツですから、間やタイミングを理解することは、舞台でアートを展開することへのリスペクトでもあると思います。

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日本から急須がやってきた -欲しい急須-

心優しい友達の旦那さんが日本から荷物を持ってきてくれました。何を頼むか悩みましたが、最近やたらと急須を求めていました。

好きなYouTuberのFutabaさんの器選びがツボ。お茶がお好きで素敵な茶器が沢山出てきます。Futabaさんの動画を見て行くうちに、お茶をする時間は心を休める時間なので好きな茶器を集めたいと思うようになりました。

こんな作家急須が欲しい

 
 
 
 
 
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3つ目はFutabaさんのインスタグラム。こちらは人気作家の加藤財さんの作品。美しいです。作家さんの急須はもちろんピンキリですが、素敵だと思ったのは12,000円以上。急須は手に取って確認するのが良いと聞いた事もあるし、その金額を払うのであれば、きちんと自分の手でメキシコに持ってこようと思いました。

それでも今のメキシコ生活に急須が欲しい、旦那さんを少しでも煩わせたくないので壊れても泣かないで済む程度のものを選びました。

無事に届きました。見た瞬間“無事に着くなら第一志望にすれば良かった!“と思ってしまいました。…いけませんよ、ただの結果論ですよ、あなた。でもなんだか取手部分が好きじゃない…と思ってしまったのです。それから1週間くらい手につけず、テーブルに飾ったまま放置。でもついに使うことにしました。そうしたら思いの外私の手にしっくりきました。

世界の建築を見ていると日本の侘び寂びの概念が様々な建築家やアーティストに影響を与えていることを知ります。

“不完全であることで美しさが完成する“。

私もフラワーアレンジメントをするようになってから、その不完全さが自分の個性となることを体感しています。そう思うとこの急須も少し愛おしく感じ始めました。

これは作家作品ではないのですが、オフィスのお茶タイムでも活躍しそうなので購入予定。ガラスの美しさに年々惹かれています。

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