Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

メキシコセニョーラたちに驚かされたお茶会の話

先日メキシコセニョーラたちとお茶をした時の話。セニョーラ4人と私。

セニョーラAが決めたカフェは完全にメキシコ人インスタ狙いのお店で、ピンクを基調に壁全体に造花が飾られいくつか写真スポットが設けられています。おおお………。セニョーラAが遅刻をしていたので、到着まで「こういうところよりもCantina(居酒屋みたいな)の方がいいよね〜」と他のセニョーラたちが雑談。ふむふむ。

セニョーラAが大幅遅刻中なので、先に注文することに。こちらは飲み物も食べ物もピンク!飲み物が到着すると、先程まであーだこーだと言っていたセニョーラたちが各々に自分の飲み物と共にセルフィー撮影を開始。ナンダカンダ!夢見たって問題ない世の中です♪私の頭に藤井隆が現れました。しかも2、3枚ではなくセルフィータイムが10分程で、セニョーラたちはナンダカンダとここのお店のコンセプトが気に入ったようです。それはそれで良かったです。

私はお腹が空いていたので、食事をすることに。食事はオススメのTacos Rosas(ピンクのタコス)と空気を読まずに野菜ジュースを注文。ピンク✖︎緑色の組み合わせが好きなので良しとしましょう。コンセプトカフェの割にはどちらも美味しかったです。

他のセニョーラたちはピンクの甘い飲み物とピンクの甘いケーキを注文していました。確かに可愛いです。(ピンク好きです)そんなこんなでセニョーラたちはワイワイキャピキャピして盛り上がりを見せたお茶会。日本人同士なら集合写真撮影と食事の写真のみで、セルフィー撮影をする人はいないので、カルチャーショックでした。

コンセプトカフェのお客さんはほぼ女子でみんな撮影をしていました。私が少し沈んだ気持ちにさせられた若いカップル。私が座っているところからは彼氏側しか見えなかったのですが、飲み物到着後10分以上ひたすらシャッターを押していました。彼女と可愛い飲み物をあらゆる角度で撮影。その後トイレ行くついでに彼らを覗いたら、飲み物注文は彼女の分だけでその分を彼が支払いをしているところでした。切ない…彼が彼女を大好きなら仕方がないけれども、彼女の自己顕示欲のためにカメラマンになり、お財布となる…世の中のあらゆる場所にある風景なんだろうけれど、おばちゃんはなんだか切ない気持ちになってしまったよ。

更にセニョーラAが勝手に私の写真を隠し撮りして、不愉快にさせられました。更に他のセニョーラもこの写真はプライベート用でしょうという私の変顔写真をインスタに載せたり、ネットリテラシーの違いに驚いたという話。外国にいるから日本の常識を当てはめてはいけないとハッとさせられたお茶会でした。本当に何年経っても文化の違いに気付かされることが沢山。

※私の学び:変顔をしない。

メキシコシティセントロ・ソカロのレギュラーレストラン3選

先日友人に「セントロでオススメのレストランを教えて!」と言われ、久しぶりに思い出したセントロのこと…。

セントロはスペイン文化の雰囲気が残る素敵な場所。しかし週末ここはメキシコシティで唯一の人でごった返すエリアなので、コロナを気にされる方はまだ様子見をされることをオススメします。

Casino España

スペイン料理。料理の質もワインの金額もサービスの質も程良いので、一番よく行くレストランです。客層も常連客が多い印象。スペインのコロニアル建築で、美しい場所です。レストランはThe老舗という雰囲気でオシャレというよりも時代を感じられます。マリアッチがテーブルを回っていくのもメキシコを感じられます。

比較的何を食べてもハズレはありませんが、Rechon(子豚)と魚料理、スペインのTapas系をよく頼みます。デザートはMazapánのアイスがマストです。サービスのパンが美味しすぎて、メインが来る前にお腹いっぱいになることもしばしば。

 
 
 
 
 
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※最早行き過ぎていて写真を撮ることもなく、食事の写真がありませんでした。情報不足で申し訳ございません。

Zefiro

メキシコ料理。料理学校に通う生徒たちが作る料理、レストランマネージメントを学んでいる生徒たちによるサービス。生徒たちであることによって金額が安いのですが、この金額でこのレベルの料理が食べられるなんて!のお得レストランです。(コース料理が3つにデザートで500ペソ以下)

Limosneros

メキシコ料理にメスカル。オシャレを感じたいなら…のレストラン。セントロで有名な老舗レストランCafe Tacubaと同じ系列のレストラン。2階もありますが、1階が特にオシャレです。メスカルのプレゼンがカッコイイ、壁の石がカッコイイ、照明がカッコイイ。料理もメキシコの高級料理の味。ここは日本から友達が来る度に連れて行きます。虫料理で盛り上がるためです。

 
 
 
 
 
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セントロは色々な食文化にレンジがあるので、目的によってグルメチョイスは無限大かと思われます。それでも人混みが苦手な我が夫婦はセントロへ行くのは目的のレストラン在りき…いつも同じところに行ってしまうので開拓がまだまだ足りません🥲ここは!というオススメがありましたら是非教えて下さい!

年々早くなるPan de Muerto販売スタート

メキシコのご当地パン代表のひとつ、Pan de Muerto。来たる11月2日の死者の日のお供え物のひとつでもあり、このパンが売られ始めるとメキシコの素敵な季節がいよいよ始まるなと思わされます。いいですねぇ。

本日2022年Pan de Muerto初めをしました。9月頭から売られるイメージがありましたが、7月なのにすでにスーパーで売られていました!!やったー!!

毎年「今年早いなー」と言っているので、今年はPan de Muerto初めを記しておきたいと思います。

スーパーLa ComerのPan de Muertoは毎年結構な量を食べる定番。大体Pan de Muerto初めはここ。昨年はチョコレート味を沢山食べましたが、始まりはやっぱりオーソドックスなナチュラルで。食感が昨年よりもふわふわで美味しかったです。力入っているな!と彼らの心意気が伝わるひとつ。19ペソ(本日レート127円)。

昨年はこの季節に一時帰国をしていたので、あまり食べられませんでした。今年は沢山食べて久しぶりにランキング付けをしたいと思います🌹ありとあらゆる記事やSNSで情報を拾っていきたいと、鼻息荒くしております。

 

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優しさには優しさで倍返ししたい

ふとYouTubeから流れてきた槙原敬之の「僕が一番欲しかったもの」。もちろん知っている曲だったけれど、私は音痴でカラオケが苦手で日本語の歌詞をあまり覚えずに大人になりました。久しぶりに聴いたマッキーの声はアラフォーの今の自分にどストレートな歌詞で訴えかけてきました。

昨年日本へ1人で長期一時帰国をした時、会う友達みんなから優しさをもらいました。心遣いを感じることが何度も何度も、会う度に感じました。私のメキシコでのコロナ禍の専業主婦生活で欠けていたことのひとつだと感じさせられました。

当たり前のようにちょっとした手土産や美味しいお店を教えてくれたり、私が好きそうだと色んな場所へ連れて行ってくれたり。彼女たちにとっては何気ない普段の行動だったのかもしれないけれども、大袈裟でなく毎回心が温かくなって感謝の気持ちでいっぱいでした。その気持ちをお返ししたい、と思いながら私はもうひとつのジレンマと戦っていました。

感謝を表現するにも少なからず“資金“がいるということです。彼女たちにはありがとうの言葉だけで良かったのかもしれませんが、私は同じようにスマートにお返しがしたいと思っていました。モノでもおもてなしでも、言葉以上の何かで。

私は夫のお金で生活をしていました。約3年間ずっと“私らしくない仕事をしたくない“と“夫のお金を気軽に使えない“というジレンマを抱えていました。家庭、夫婦、その人によって在り方は違うので、あくまで私の場合です。私は日本では小さい頃からの夢を叶えてエンタメの裏方の仕事をしていて、仕事による自己肯定感は強かったタイプでした。そのせいもあり現地採用で働く自分をどうしても好きになれませんでした。でも私は健康体でスペイン語も話せるのに働かず、夫のお金を使うことが心苦しくて八方塞がりの状況に勝手に1人追い込んでいました。何か自分らしいことをしたい…でも貯金を投資してまでやりたいこと/出来ることは何だろうか?と悶々とひねくれた日々を過ごしていたように思います。

そんな日々での一時帰国での友人達からの優しさに恩返しをしたい、メキシコでの日々でも同じように人に優しくなりたいから稼ごうと決意をして、一時帰国から戻ってきました。一貫性もまとまりもないけれど、自分が考えつく働き方へ実際にアプローチしてみて、違和感が生じれば消去法で少しづつ今自分が進む道が淘汰されていきました。その過程で少し迷惑を掛けてしまった会社もありますが、今となっては必要な過程だったと思っています。

今は平日会社員をしながら、フラワーアレンジメントをしています。自分が興味があることで少しでもお金を稼ぐことがこんなにも嬉しくどんだけ自信に繋がることか、経験して初めて分かりました。その途端私はジレンマから抜け出せたように思います。そして明確な目標を描けるようになり、好きなことと同時に会社員をすることが今の私のベストアンサーのように思えました。

“とにかくやれ“とはよく言いますが、初めの一歩にもコストが掛かり考えてしまうものです。やりたいことが明確な人には“とにかくやれ“でいいのですが、不透明な人にはそうもいかないこともよく分かります。私は成功者でも何でもない普通の人ですが、もし同じように悩んでいる方がいたらひとつだけ。“タダで出来るインプットを毎日しよう“です。やりたいことは自分の興味の中でしか生まれないので、興味あることを少しだけ昨日より詳しくなるだけで何年後かの未来に繋がったりするかもしれません。それが料理でもメキシコ雑貨でも、グルメ探求でも何でもいいです。

今まで何回か海外で働くことを記事で書いてきました。その時の想いと変わるかもしれません。でも過去の自分と答え合わせをするより、今の自分の気持ちに素直に行動することが一番だと思います。この記事を書いている今から数年後の自分がどんな状況にあるかも楽しみです。

要は“優しさを与えて見れる人の笑顔で自分を好きになれる“っていう歌詞。(解釈のニュアンスは少し異なるかもしれませんが、私はこのように解釈させてもらいます)心がささくれていたら偽善者のように感じ取っていたかもしれないこの歌詞を、今は大事に反芻。年齢のせいもあるかもしれないです。好きではない人とは一緒にいなくてもいいし、優しくなりたい人とだけいれば孤独とは無縁だと経験で知りました。本当に人は鏡。

働き始めて早速両親と一時帰国の時に色んなところに車で連れて行ってくれた友達に鰻を送りました。次回の一時帰国では自分で稼いだお金で沢山のテキーラやら焼き物やら食べ物を沢山持って帰るつもりです。

メキシコでフリマをしてみた

先日フリーマーケットに参加しました。メキシコではBazzar・バザーというようです🐵

実は今回2回目です。2回参加しての感想です。

ものを売るのって難しいですよね

結論から申し上げますと、日本のフリマをしていた時は持っていったほぼ全てが売り切れていましたが、メキシコでは逆です。売るのは大変でした。

1回目はロケーションが大好きな場所を選びましたが、コヨアカンのセントロから外れていて、人通りがありませんでした。売上は参加費の3倍。気に入って持って帰ってくれたので、それだけで参加した意味はあったと思います。中庭開催でハカランダが美しく咲いていたのもあり気持ち良かったのもあります。日本の雑貨や文房具なども売れました。

ここは私のお気に入りの場所。いつか日本で桜バージョンでこんなスペースでレストランを開きたいです。(シェフは夫)

 
 
 
 
 
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www.instagram.com日本好きが分かるカフェ兼ビンテージショップが入口にあり、さらに中庭があり、その先にはメキシコらしいキッチンがあります。食事は未だしたことがありませんが、この素敵な空間を利用して色々な食イベントが行われています。いつか料理好きの日本人の方と共に家庭料理イベントを企画したいと密かに思っています👩🏻‍🍳🧑‍🍳

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2回目は日本人の友人とおしゃれ地区ROMAで参加しました。(写真割愛)

おしゃれ地区だから売れるのでは…!と期待をしたものの、裏切られました。コヨアカンより人出は多いものの単価を安くしないと売れませんでした。若者がメインということも要因だったと思います。

メキシコは暮らしの差が大きいので、ターゲットが絞れないので難しいと思いました。フリマでは値段交渉をしてくる人もいないので、設定価格を間違えたらもう売れないのも印象的でした。友人も私も稼ぎたいというよりは、“どこかで必要としている人がいるのであればお渡ししたい。捨てたくない“という思いで参加しました。なので再度場所を変更してBazzarに参加する予定です。周りの参加者も色んなところで参加しているようで、ここがいいよ情報などを教えてくれました。次こそは少しでも多くのものを次の方へお渡ししたい!