Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

Tulumでオススメのスポット –SFER IK-

数年前から目をつけていたアートを観に週末弾丸でトゥルムへ行ってきました。

Tulum・トゥルム

メキシコのビーチリゾートで有名なのが、カンクン。美しきカリブ海沿いに今では、カンクン周辺のPlaya del Carmen、Cozumelに加えHolboxも人気です。かつてはトゥルムはヒッピーの海街という扱いで、カリブ沿いにあるトゥルム遺跡に寄るくらい。リゾート地として発展したのはここ最近。

カンクン空港から約1時間半。ジャングルだった部分を開拓してホテルが建設されているのでこじんまりとしているのもギスギスしていなくて良いです。エコツーリズムを謳っており、ヨーロッパ人に人気があることと、メキシコヨガの聖地とも言われているので少しスピリチュアル感が漂います。

ビーチとジャングルの間の道路は、どうやら都市計画をせず一気に発展したせいで道が狭いです。一本しか通っていない道路には自動車以外に歩行者と自転車も共有で常に渋滞。これは良くない部分。しかしインスタ流行後に発展したこともあり、写真スポットだらけ。歩くだけでも楽しいです。

SFER IK

そんなトゥルムのイメージ促進を牽引したのが、SFER IK。アルゼンチン建築グループRothのプロジェクトでジャングルの中に美術館2ヶ所、エコホテル、レストランと多岐に渡る空間をデザイン。

今回私が訪れたのはジャングルの中に聳え立つ巨大で不思議なコンクリートと木が一体化された美術館です。

大きな木の枝で出来たホールへ吸い込まれいきます。

美しい木の波の回路を進みます。

靴を脱ぎ捨て裸足で入館。まずこの風景が目の前に飛び込んできます!美し過ぎて息をのんだ瞬間です。一発で心を持っていかれました。

床はどこも平らな部分はありません。枝が美しく波打つ床は木の温もりを感じて懐かしい気持ちに。コンクリートで出来た壁はどこも同じではなくそれぞれの形、どこを切り取っても違う表情を見せてくれます。一緒ではない、整わないこと自尊心の強さと凛とした美しさを感じます。

東信さんの作品。東さんはメキシコの植物の生命力に惹かれて何度か来墨されています。日本を代表するフラワーアーティストの作品がメキシコで見れることに感謝。

想像していた3倍以上の広さで中心の空間から枝分かれしたいくつかの空間があり、空間ごとに雰囲気が変わります。穴から漏れる自然光の美しさ…太陽なしに自然も私たちも生かされないことを思い出させます。

建物の周りも平らなところはありません。ネットが張ってあり、寝そべるのもあり。体験型アート建築。少し養老天命反転地を思い出しました。

この美術館を終えるとレストランへ。これまたオシャレ過ぎる空間が漂っていました。下記インスタに動画を貼り付けているので宜しければ見て下さい。ここまで完璧な空間なので仕方がありませんが、ドリンクは驚きの金額設定。私たちはそっとメニューを閉じました。

 
 
 
 
 
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行き方と注意点

カンクン空港から2時間半。自動車のみ。残念ながらツアーを開催している日本語対応の旅行会社はなさそうです。

同じ名前のSFER IKという同じ系列の小さい美術館がホテルゾーンにありますので間違えないように注意して下さい。紹介したのはGrulla23 Zona B  Franscisco CP77796にあります。小さい美術館とこちらは車で50分の位置にあります。

大きい美術館は入館料400ペソ。小さい方は200ペソ。2つ行くとふたつ目は半額になります。私は間違え先に小さい方へ行き、その後向かったので2人で結局800ペソですみました😊

毎週土曜日10時から陶芸のクラスもあるそう。レストランで使われている個性的な器を作っている職人たちに習えるので、次回参加してみたいと企んでいます。ちなみに参加料は800ペソ。

世界に誇れる建築です。最近は世界中で自然と共存していることを深く理解することを求められています。自然へ地球への尊敬を感じる今の建築だと心から感じました。建築も今を後世へ繋いでいく社会を映すもの、後世に生きるものたちへ恥ずかしくないように地球を大切にしなければ、そんなことを思った旅でした。