Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

酉の市に初参加。日本文化って特殊!

日本生活も残すところあと少し。

先日フリーランス友達が酉の市へ行くとのことで付き添いで、鷲神社へ。酉の市は"熊手を買う日"としか認識しておらず、こんなに賑わう日だとは知りませんでした。いや〜凄かった!

酉の市とは

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毎年11月酉の日にその年の無事の報告と翌年の家内安全・商売繁盛を願う年中行事。2021年の酉の日は11月9日と21日でした。3日あることが多い。

発祥の地は足立区にある大鳥神社で秋の収穫を祝い、五穀豊穣を願って鶏を献上したことから始まったと言われている。現在全国規模で行われているが、特に有名なのが3大酉の市として知られるのが、鷲神社(浅草)、花園神社(新宿)、大国魂神社(調布)

酉の市では華やかな“熊手“が並ぶ。皆さん、この熊手を手にして帰ります。

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なぜ熊手を買う?

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農耕器具の熊手には“福や縁、金銀をかき集める“意味があるとされ、縁起物のひとつに。熊手の中には他にも縁起物とされている“おかめ・七福神・大判小判・招き猫・打出の小槌・亀などなど“が華やかに装飾されています。お店によって熊手のデザインも色々なので選ぶのも楽しみ。熊手は大きさやデザインによって異なるので価格幅は広い。事業が大きくなる都度熊手も大きくしていく。

購入したらすぐに袋の中に入れず、掲げて持ち歩く。多くの人がいる神社には良運が漂っているのでかき集め、神社を出たら袋へ。その後は少し高いところや神棚などに飾り、新年を迎える。

友達は毎年酉の市へ赴き、翌年への喝を入れています。行く前までは買うつもりがなかった私も、多くの人が熊手と気合いを手に鼻息荒くしている姿に感化され、シンプルなものを購入。日本が農耕時代から、太陽(天気)こそが生活を左右する最大点で神に願わずにいられなかった風習・文化が形を変えて今尚大事にされています。

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f:id:nico__vida:20211123213133j:plain日本は四季があって季節毎に多くの風習があります。宗教ではなく、太陽や大地に願いを込める文化だと改めて思いました。

今年の酉の市の人出は昨年より多かったそうです。日本はコロナ感染者が小康状態で2022年こそは!と商売繁殖を心より願う人で溢れていて、熱い気持ちになりました。同志、いや先輩達に続けられるよう私も頑張る…!静かにエールを送ります。