Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

メキシコのRadwimpsのライブに行ってきた

人生で初めてあんなに大きい黄色声援を聞いた、というのが1番の感想。ファンの推す熱量が凄過ぎ!

私はRadwimpsファンなわけではないのですが…心を奪われた曲が一曲だけあり、もしもしメキシコで生で聴けるのであれば聴きたいし、その曲を歌わなければメキシコにおける日本カルチャーの落とし具合が確認出来るなと行ってきました。

前回のイメージの方が好きだったので…

メキシコ人の肺活量の凄さ

95%メキシコ人ファンで埋め尽くされた会場。20代が主。21時スタートでピッタリにスタート。さすが日本人アーティストです。始まる直前から熱狂が伝わり、コロナのせいで延期になっての3年越しのそれぞれの想いが爆発しているようでした。

登場したらきゃーーーーーー!演奏始まったらきゃーーーーー!間奏に入ったらきゃーーーーーー!スペイン語で自己紹介をすればきゃーーーーー!熱いとしか表現出来ません。最初からこんなに飛ばして…きっとメキシコサッカーのように、前半超走って後半スタミナ切れになるのでは?なんて思っていましたが、サッカーとは真逆でした。「君の名は…」でファンになったであろうみんなは関連曲のイントロが始めると、驚くほどの肺活量で叫んでいました。 

突如ぬいぐるみが舞台に投げ込まれる

半分を過ぎた頃に突如観客席からぬいぐるみが野田さん向けて放たれました。何事❔かと思うと、観客たちが「Simi!Simi!Simi!」と声を揃えてコールが始まりました。全く状況が分からなかったのですが、どうやらSimiとはDr.Simiでメキシコのジェネリック薬局チェーンのおじさんマスコットです。

メキシコアーティストライブに行ったことがないので知らなかったのですが、メキシコライブあるあるらしいです。このぬいぐるみを受け取って無下に扱ったアーティストが非難の嵐にあったこともあるらしい…Dr.Simiのメキシコ市民権の威力を知らなかった…おじさん愛されているんだね。もちろん荷物検査もありましたし、警備員的には“はいはいSimiパフォのためね“みたいな感じでしょうが、知らないアーティストにとっては異国の地でパニックになりますよね。野田さんは何事?って感じはありましたが落ち着いておりました。

追記:メキシコ物知りおじさんにこの話をしたら、この動きはここ数年で無料のSimi広告になっていて問題視されるべきだと話しておりました。確かに競合や真似やテロとか…運営も考えるべきです。

あとサッカーの時に“オエーオエオエオエー“みたいな掛け声があるかと思いますが、あれもライブで使うの知りませんでした。これ世界共通なのでしょうか。“オエーオエオエオエオエーRADWIMPS“と士気を上げるのに突如歌い始まりました。

メキシコのライブの盛り上がりはアーティストの中でも有名な話のようです。あれだけの熱量で来てくれたらアーティスト冥利に尽きるだろうなと思いました。Sparkleが流れると最初から大合唱なのもメキシコらしいと思いました。日本ならまずアーティストの歌を聴いて、きっとどこかのきっかけで観客大合唱の流れなのでしょうが、お構いなしで心のままに歌っていたのが印象的。

1日本人アーティストのライブとして大成功を収めていたと思います。でも一方で日本のエンタメコンテンツ産業はこれからだと思いました。ちなみに私の待っていた「正解」の出番はありませんでした。分かっていたけれども🥹とにかくスラムダンク上映待ちです。

nicovida.hatenablog.com