Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

メキシコシティからクアトロシエネガスに行く方法

メキシコの砂漠として有名なCuatrociénegas・クアトロシエネガス。どの空港からも片道何時間もかかり、少し行きにくい場所ではあるものの唯一無二の場所。

メキシコシティからの行き方

モンテレイ空港まで飛行機で約1時間10分。そこからレンタカーで片道3時間半。空港から直ぐに高速道路に入り、ずっと真っ直ぐ。メキシコの割に整った道で、乾いたメキシコらしい山並みのスターウォーズ感が続きます。途中で朝ごはんを食べようと思っていたのですが、本当に小さな2つの町があるだけでなかなかごはんチャンスはありませんので要注意。コンビニは幾つかあります。

車以外にバスなどを見ることはなかったので、自力か旅行会社のツアーに参加するしかないと思います。

クアトロシエネガスの見所

回るポイントは4つ。距離的には20分程度で観光地としてまとまっています。クアトロシエネガスのセントロをまず通り過ぎて一番遠いところまで行き、どんどん下がるのがベストです。

1.Marble Quarry (鉱山)

今は使用されていない採石場で大胆にカットされた大理石は迫力あります。真っ白な大理石と真っ青な空とスターフォーズの山並みは見応えがあります。しかし残念なことがありました。音楽などが流れたり、インスタ用に不自然なサボテンがあったりと、まだ自然を観光地として見せることはデザインされていません。折角なら自然の音だけを楽しみたかったです。入場料ひとり80ペソ。

2.Dunas de Yeso (石膏の砂漠)

真っ白な砂漠はこの場所の名前の通りYeso・石膏です。真っ白な中キラキラと輝きが見えて美しいです。高い植物も建物もないこの白い砂漠に照り返す太陽光にサングラス無しではいられませんので要注意。強風の時には石膏が目を直撃してくる可能性もありますので、絶対にサングラス必須。そしてこんなに暑いのだから砂漠も熱くて歩けないのかと思っていたら、ガイドさんに「熱くないので、裸足で砂漠の気持ちよさを体感するのがおススメ」と言われました。さらさら!この砂漠地帯に植物たちが点在しています。植物の周りは水分が保存されているためか、少し足で石膏を払うとクリームの石膏が見えます。生物の不思議を感じます。 

到着した瞬間は小さいと思いましたが、意外と広く進んでいくと長い年月を掛けて創り続けている石膏の山が点在しています。風や雨と共にうねりを効かせた塊は自然が作り出したアートです。その塊に植物が人生を終えてもなお存在しているこの塊に惚れ惚れ。自然には適わない、と思わずにいられません。入場料ひとり120ペソ。 

3.Poza Azul 

正直写真を見た時にここはスキップしてもいいかなと思っていましたが、澄んだ青色のグラデ―ションが想像の何倍も美しかったです。澄んだ水の中にはここにしか生存しない魚や亀がいました。砂漠のオアシスにこれまた生命の誕生の不思議とダーウィンを感じました。 入場料ひとり100ペソ。 

4.Rio Mezquites 

セノーテのような湖。名前はRio・川なのでかつては川だったのかもしれません。 

ここは遊泳解放。そのためか食事するところもあり、入場料ひとり200ペソ。少し強気な値段のように感じましたが、日陰が一切なしのクアトロシエネガスツアーの最終ポイントなので入りたくなります。涼むには最高でした。水浴び不必要な方は寄らなくてもいいかと思います。 

宿泊と食事 

友人から聞いたセントロの近くのMarielenaに宿泊したかったのですが、すでに予約でいっぱい。Hacienda1800という老舗ホテルに泊まりましたが、正直1泊3,700ペソでこれは高い…という印象。セントロ近くには新しいホテルが建設されていたので、そちらで探すのがいいかと思います。 

セントロ1回り10分で終了というような本当に小さな町。食事は屋台でタコスを食べました。北はお肉が有名かつトルティーヤはトウモロコシでなく小麦粉がメジャー。美味しいタコスでした!しかもサルサがどこで食べても辛過ぎず、日本人の私に丁度良い辛味でした!嬉しい発見。屋台でタコスを食べていると車が何週もしていて、何事かと思ったらジョージクルーニー夫曰く“田舎の遊び”とのこと。 

クアトロシエネガスの統括 

メキシコシティ7時発で、なんやかんやとクアトロシエネガスに到着したのが、14時半過ぎ。全ての施設が入場17時まででしたが、3時間あれば充分に観ることが出来ます。アクセスの悪さもあってか、旅行者は9割メキシコグループでした。まだまだ観光地として自然保護地区として観光客を迎え入れるための準備をしていないように思えました。これだけの自然があるのだから、という観光誘致への想いとこのままでいいのでは、という複雑な想いが混在。想像していたよりこじんまりしていたし、なんせ遠いので日本からメキシコ旅行に行く際にわざわざ行くほどではないかもしれないというのが私見。自然が好きなアメリカ・メキシコ在住者へはおススメ。 

翌日も14時くらいまでクアトロシエネガスを楽しもうと思っていましたが、1日目で堪能できたので朝ごはんを食べてすぐにモンテレイへ戻りました。「特別なものなんて何もないよ」とみんなに言われていたので期待値5だったモンテレイを100楽しんだモンテレイ編は次回のブログにて。メキシコシティから行かれるのであれば、クアトロシエネガス1泊・モンテレイ1泊の2泊3日がおススメです。