Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

メキシコの美容院 −ピンからキリまで−

メキシコの美容院は日本とは全く違います。カリスマ美容師という言葉はここでは生まれそうにもありません。失望せずにメキシコの幾つか価格帯の違う美容院に挑戦した経験をレポします。

これぞメキシコの町の美容院

f:id:nico__vida:20210707074347j:plain
メキシコ1年目、傷んだ毛先たった5cmを切るために向かったのは、カット75ペソ(本日レート414円)。今改めて見たら、当時のチャレンジ精神を讃えたいです。結局20cmは切られてしまった上に美しい髪の流れを喪失。でも当時長い髪だったので、まとめ髪にしてどうにかしていました。

メキシコ人経営の今っぽい美容室

www.instagram.com

カットは380ペソ(本日レート2,099円)。上記の失敗を経てメキシコ人にはカットをお願いしないようにしていますが、「カラーはどうだ⁉︎」と先日行ってきました。カラーは880ペソ(本日レート4,861円)。トリートメントも一緒にどうだ、などと色々勧められましたが女は黙って初志貫徹。しかしすぐに私の決断が正解だったことに気付きます。始めて早々顔に沢山のカラーリング剤がつくわつくわ。顔だけでなく、首にも。しかもすぐ取ってくれず、私が素手で拭くと「髪の毛洗う時に綺麗にするから、落ち着いて」と言われる始末。"本当に後で取れるのかな…"不安が募ります。カラーリングを待つ間に手を洗いにトイレに駆け込むも、取れません!カラー以外のお金をここに落としたくありません。

洗った時にヘッドマッサージなどは無しで、特殊な薬で顔をゴシゴシして顔に付いたカラーリング剤を取ってもらいました。カラー自体も私の地毛の色を作ってくれず、有りものの色。お肌にも心臓にも悪いので再びこの店の扉を開くことはなさそうです。

結論はやはり安心、フランス人経営の美容院

f:id:nico__vida:20210707075359j:plain

日本人の美容院にも行ったことがありますが、予約が取れなさ過ぎるのと好きなテイストではありませんでした。友達の多くは韓国美容院に行っていましたが、行ったことはありません。結局オシャレメキシコ人オススメのフランス人経営の美容院にお世話になっています。メキシコシティの銀座ことPolanco・ポランコ地区にあり、カットは850ペソ(本日レート4,966円)、カラーは1100ペソ(本日レート6,077円)。

日本では雑誌や広告で活躍するヘアメイクさんに似たような価格帯で切ってもらっていたのですが、技術は劣らず同じ+美容院自体のサービスは2割劣る、といったような感じです。日本のサービスは世界一、マッサージや渡される雑誌部分での負け、でもコーヒーが出てきます。本当に安心して行ける美容院がひとつでもあるのは有難いです。

特にメキシコの美容業界は給料が安く、向上心やサービス精神が低いです。ネイルもワンカラーなら1000円しないところもざらですし、オシャレな職業ではありません。そしてこれから進化するとは思えない業界。そんな中、高技術や日本レベルのサービスを提供できる店が高いのは当たり前だと思います。高いには高いなりの理由があるのです。

今回で改めてメキシコの安かろうは悪かろう文化を体感。カラーもいつもの美容院一択。もうチャレンジはせず、女は黙って初志貫徹。