Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

メキシコで見るべき建築 -Museo Anahuacalli-

物事の捉え方はその時の生活と年齢によって異なりますよね。自分の心に響く文章もその時の自分の気持ち次第。本を読むとその時の自分が分かるので、悩んだら本を読みます。

メキシコ5年目くらいまでは正直メキシコの文化や民藝に興味がありませんでした。建築を好きになったのもここ3年程、会社を辞めて時間が出来て“生活“に興味を持ち始めました。そんな今のタイミングで初めて訪れ、久しぶりに感動したメキシコシティの名所があります。

Museo Anahuacalli

メキシコを代表とする画家・Diego Riveraが生涯を通じてコレクションしたメキシコ文明(主にテオティワカンやアステカ)の価値ある歴史文化財を見ることができます。こちらの美術館には彼のコレクション一部の2,000点程度が展示。この美術館はDiego自身が後世へメキシコ文化を継承するために造られ、彼自身で美術館建築をデザイン。しかし完成を前にしてこの世を去ってしまった。

建物と展示

かつて溶岩だったこの土地の溶岩石が使用され、古代ロマンを感じる。しかし中に入ると驚く程洗練された空間が広がっている。溶岩石建築のため適温が保たれている。

美術館へ入ると、圧巻の祭壇が登場。

2階へ上がると、高い天井と窓から入る光が美しい

更に3階へ

学芸員さん曰く、当時は世の中でまだ価値が付けられておらず人伝てにDiegoの元へ。Diegoはメキシコを深く愛し、メキシコ文化が他国へ流用されることを危惧しコレクションし、そのコレクションは合計77,000点近くに及ぶとのこと。美術館の中には溶岩石で作られたDiegoと伴侶Frida Kahlaがあり、ここで眠ることが希望だと記されていました。Diegoのメキシコへの愛と先祖への尊敬が詰まった場所。こんなに美しく洗練し、メキシコが表現されている場所があったことを9年目にして知りました。

同じ敷地内にあるオフィスも美しくて唸りました。

オススメの方

建築好き、メキシコ文化が好き、石好き、サボテン好き

行き方

メキシコシティ南のCoyoacan地区に位置し、公共交通機関で行くのは難しいので車/UBERで行くことをお勧めします。

入場料

1人100ペソ。事前にWEB予約でも、当日受付で支払いをすることも可能。

写真撮影費が別途30ペソ。

メキシコ建築と言えばルイスバラガンですが、建築好きの方には必ずこちらも訪れていただきたいです。広大な溶岩石が残る土地に存在するサボテンとのコラボレーションも見ものです。

またこちらは死者の日の祭壇も有名とのこと。次回の来訪は10月下旬予定。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Anahuacalli (@anahuacalli)

www.instagram.com

美しきメキシコ愛。

nicovida.hatenablog.com

nicovida.hatenablog.com

nicovida.hatenablog.com

nicovida.hatenablog.com