完全引っ越しから１週間。それなりに整いつつあるも、以前のデパの倍以上でどのように空間をまとめるか課題と挑戦が続きます。
引っ越しの失敗
飛行機がデパの真上を通過する…１日に何便も…
メキシコシティの大きな空港は前政権の際に、隣州へ移動する予定でした。ハブ空港としてかなりたくさんの投資が世界から集まって進んでいたものの、現政権がキャンセル。（メキシコの政治は効率や国際的発展よりも私利私欲が未だに強くて問題だらけ。こんなに素晴らしい国なだけに残念でしかない。）更に現政権は今の空港近くに第３の空港を建設し、それによりフライトルートが今年変更。私が住む南方面は今までは穏やかだったのに…デモも行われているくらいの生活の変化です。私もデモに参加しようかしら。たった30分の内見では気付けなかったこと。
今のマンションは築３年。購入者にはたまったもんではないフライトルート変更。不動産価値に大きく影響あるはずですが、メキシコではそんな訴えも聞いてくれなさそうです。
換気ダクトからタバコの煙の匂いがする
夜明け…眠っているとうっすらタバコの匂いが漂ってきて、目が覚めてしまいました。夫も同様。家の中にいても香害があるなんて想像もしていませんでした。毎日ではありませんが、耐えられなかったらお隣さんにご相談したいと考えています。
程よい広さ、自分たちの生活に合う広さを選択する
声が届かずコミュニケーションが取りにくくなりました。何をするにも以前の倍以上スペースを移動する必要があります。以前と今の間くらいが私達にはちょうどいい広さだと思いました。
引っ越しの成功
夫婦で相談しながら決める経験が初めて
結婚式なし、夫が住むデパに移り住むだけで“結婚“では大した変化はありませんでした。夫婦で相談しながらひとつのことをするのは結婚３年目にして今回が初めて。ものを取っておきたい派の夫と捨てたい派の私で沢山言い合いをしました。比較的喧嘩をしてこなかったので、今回の引っ越しはお互いストレス。しかしそういった経験は２人の関係構築の過程で良かったと思っています。
いつかのマイホームのために
今のデパを賃貸する前に、他のデパの購入を考慮し、ローンシュミレーションをしました。メキシコシティでは不動産価値はまだ上がっているので不動産投資で稼ぐこともできます。ということは購入時の利子も高いです。住宅ローン年利8〜9％です。日本の2％以下と比較すると嘘のような利率。どんなお金持ちが不動産投資をしているんだろうか…。将来は田舎で住むことも考えているので都市部でデパを購入することは人生設計から排除。年を取ってから終の棲家を購入しようとシフトしました。その際に幾つかのデパでの利便・不便を経験して集大成にしたいと思っています。
メモ書きという名の反省
内見時には私たちの“譲れない条件“をクリアしているかどうかに注視をしました。なかなか全ての条件をクリアする物件はなかったので、今のデパに出会った時にここを逃したらもうないだろう…と思いました。そんな気持ちが強く、ついつい“譲れない条件“しか見ずに、マイナス条件を探す作業を怠ってしまいました。
全て自分たちが思う好条件というのは難しいと思うので、全体的には今回の選択には納得しています。一度16年と長く住んでいたデパから抜け出したので、今より素敵なデパが見つかればフットワーク軽く引っ越したいと思います。
