かってのメキシコ住友人が久しぶりにメキシコに来るということで10年ぶりに再会。お互い顔も覚えていないし、思い出す写真もない程の薄い関係性。よくぞ連絡をくれた!メキシコに来た直後に出会った彼女、お互いすっかり大人になっていた。
サシ飲みをするのも初めての彼女と、他の友人と話したこともないプライベートの繊細な話題になり、自分のパラレルワールドを考える夜にもなった。私はタラレバの非現実的な話をするのが大好き。なんたって太田上田が大好きだし、タラレバは現在地の確認に最適化な作業。でもタラレバ話は誰とでも出来るわけではないし、その相手が突如現れる面白みも感じた夜だった。久しぶりにパラレルワールドを妄想して、"もう少しメキシコシティで暮らしたい"という現在の心が鮮やかに浮かび上がってくる。
友人や知り合いがメキシコを去ると聞く度に、このままメキシコシティにいていいのかと自問自答する。近々で移住予定が無いにも関わらず。まだ自分の人生に自信がない証拠なのだろうか。私にとって40代はたのしい修行期間。情報で溢れている日本でいつか自分が幸せで暮らすにはもう少し自身の幸せ哲学を固めたいと思う。素晴らしい今の日常を過ごすメキシコシティには、修業期間にぴったりな"程よい豊かさと不便さ"がある。程よい豊かさは不便さから生まれていて、私の生活力言わば生命力レベルを上げている。そのレベルアップが心地よく年を重ねる楽しさに繋がっている。
そんな彼女と(居酒屋チャンプルーご夫妻と)楽しい夜を過ごした後、彼女は余所余所しくUBERに乗って風のように別れた。なんだか魅力的な子だった。