私はアートが好きだ。デザインやアートに無頓着な家庭に育った私がなぜアートに惹かれたのか、きっかけは吉祥寺育ちのオシャレなクラスメイトだったに違いない。感性を育てるのはほぼ無料ですから、友人への羨望が私の感性を育てたと言える。高校3年生の時、まだ自分の夢が揺らいでいた時に「プロダクトデザインの専門学校に行きたい」と父に伝えたら、「駄目」の2言を食らい闘うことなく、小学生の頃から希望していたマスメディアの世界へ踏み込んだ。その世界にいる最中は”父よ、心なく一刀両断してくれてありがとう!”と感謝していた。しかし海外に暮らす今、デザインを学ぶ道も間違いではなかった、と思う。デザインは世界共通感覚であり、何よりも受容し合う文化の交換でもあり、世界どこでも楽しめる人間叡智の優れもの。
メキシコシティでは10月Design Month

毎年この季節になるともっと洒落た一張羅でも持っていれば、と思う。メキシコデザインのイベントが様々な場所で開催され、洒落た業界の人々を目で知る機会でもある。世界共通、秋になれば人は芸術を無視出来ない、メキシコも然り。先日このメキシコデザインイベントの中でも一番の目玉『Design House』へ行ってきた。
Polancoを超えた先にある本物のお金持ちが住むエリアことLomas de Chapultepecの家と敷地を実際に使ってメキシコデザインが猛烈にアピールされる。なんと太っ腹なプレゼンテーションなんでしょう。














11月2日まで・入場料250ペソ(本日レート約2,077円)
メキシコって本当にフォトジェニックな国だ。昔から続く生活には気取らないカラフルな色合いが当たり前に存在していて、この感性には敵わない。昨今そこにモダニズムのデザインが混じり、頭を抱える程だ。毎年DesignHouseを訪れるとメキシコデザインのリーダーたちがどう牽引していこうとしているのかが分かる。色合いはもちろんのこと素材の使い方に、素人の私はただただ首を垂らし、鼻息荒く感嘆。「あなたにとって美しさとは?」全デザイナーにインタビューをさせてくれ!日本だったら、こういったイベントで出会ったものに近いプロダクトにふとした買い物先で出会ったりすることもあるけれど、メキシコではまずない。マジで教えて欲しい、こんなカッコいいプロダクトどこに売ってるの?
こういうデザインがメキシコのオシャレブティックホテルなどで使用されているに違いない。そして旅人をメキシコの虜にさせる。デザイナーの皆様、あなた方の感性と仕事が本日もメキシコファンを生みましたよ。
私はアートもデザインも大好きな割に、家はミニマリズム全開。全て夫のせいだ。夫の物理主義が圧倒的に私の感性を抑え込んでいる。私はいつも勝てない…細胞レベルで決めた、絶対に私好みのラグを手に入れる。夫よ、黙ってクレジットカードのNIPを教えろ!(嘘です、私が支払います)