Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

世界のKintsugi・金継ぎ

1年前の一時帰国で持ってきた金継ぎキット。金継ぎ先輩にどんなキットが良いかを聞いてオススメされた初心者用キットをメルカリで購入、更に金継ぎ用に敢えて欠けているお皿も。説明書を開いたら8過程もあり伸ばし伸ばし。ようやく重い腰を上げたのはつい最近。

私の初めての金継ぎ

下手の横好きですね…自分で時間をかけて継いだお皿をこんなに愛おしく感じるとは、想像に足りませんでした。むしろ垂れちゃって粒みたいになった部分も味で可愛いじゃん!なんて思ったり。

私のキットは純金を綿で柔らかくぽんぽんと色付けしていく。ケチな私はどうやら金の使い方が足りなかった様で金にはなりませんでした。漆色でもいいか、と思っていましたが金継ぎ友が彼女のキットを貸してくれ金粉+工芸うるしで金色に。塗ってみるとやはり輝いている方がちゃんと完成感があって良いですね!

金継ぎ先輩は金でも銀でもなく、貝殻の欠片で継いでる上級者。完璧な継ぎに貝殻…センスしかない…金継ぎも進化しているようです。アートに不可能はない。

世界でも大注目Kintsugi

先日ポランコで開催された小洒落たマルシェで、初めて好きなメキシコの陶芸作家さんに出会いました。シンプルな中に知性が垣間見える作品で、日本にインスパイアを受けていることが伝わりました。

彼女のInstagramには金継ぎの作品もあります。敢えての金継ぎデザインが世界では人気があるよう。私は金継ぎは好きですが、金継ぎデザインは好みではありません。でも金継ぎがKiutsugiとして世界ではスタンダードになりつつある雰囲気は好きです。日本で室町時代から始まったこの技術が何百年も受け継がれ、サスティナブルを必要とする今世界でアートとしても受け入れられている…浪漫好きにグッとくるインターナショナル浪漫ではありませんか。

夫が会社のコーヒー用に購入。プエブラのDaniela Solisの作品。久しぶりに"自分の好き"に出会った時の高揚感を感じました。私はお皿を注文予定。

 
 
 
 
 
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ちなみにこのマルシェ、今までシティで行った中で一番オシャレでした。半分はファッションで、普段どこにいるの?というオシャレさんが沢山来場。メキシコドメスティックブランドの洋服やジュエリーはなかなかの値段がしますが、ファッションを愛している人達の空間にいる時の幸福感を感じました。

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なかなか日本語のようにSNSでは情報を掬い取れません。足で稼いでなんぼ!次回も行くわ❣️

金継ぎは…まだまだ継がないといけない器があるので、練習し、精進して参ります。