Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

爆笑問題・太田光のファンになったきっかけの一冊 –爆笑問題ニッポンの教養–

ラジオ好きの友達の影響で爆笑問題カーボーイをたまに聞く程度でファンということではなかったけれども、地元の図書館でふと手に取ったこのシリーズで太田光の大ファンになりました。もう10年近く前の話。

NHK「爆笑問題ニッポンの教養」

2006年から2012年まで放送された爆笑問題が様々な分野のエキスパートと議論を繰り広げる教養番組。その後探検バクモンとして続き、2019年まで放送された。

実際にこの番組をオンタイムで見たことはありません。始まりは本でした。放送された番組の書籍化。どのテーマも面白くて図書館にあるものを一気に借りて一気に読みました。その後何度も借りて何度も何度も繰り返し読んできました。そんなことを久しぶりに思い出して、家でも読めるようにブックオフのオンラインで購入して、日本からの荷物と共に一冊だけメキシコへ。

特に好きだった「平和は闘いだ」平和構築学・伊勢崎賢治氏✖︎爆笑問題

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紛争屋・紛争解決請負人をしている伊勢崎賢治氏。当時初めて耳にした仕事。立て篭もり事件の交渉人などはニュースで見たことがあったけれども、紛争解決の交渉をする人がいるんだ!しかも日本人でアフガニスタンや東ティモールの紛争を解決したなんてニュースで見たことないぞ!こういうことこそニュースにしてくれ!そんな世界平和の一手を担う伊勢崎氏と爆笑問題の熱い議論。無知であることを恥じた本でもあります。ただ暗記して覚えた歴史や現代史の授業での知識のおざなり具合ったら…物事をきちんと知ることとは別物でした。太田さんは読書家で“いい質問“を投げかけられる知識人。だからこそエキスパートと掘り下げた話が出来るのです。きっと出来高のいい現場だったでしょう。

書籍化されているのは放送分の中から選ばれたもので、私は図書館で10冊以上は読んだ記憶です。

太田光の魅力

太田さんにハマる人はどハマりする人が多いと思います。嫌いな方は嫌いなのも理解。ピンと来なければちょっとやかましい人ですよね。太田の知識は間違っている、偏っている、つまらない…とかのアンチが言う意見はスルー、私にとっては知識が豊富で温かい人。専門家を目の前にして自分の意見をこんなにぶつけられるのかっけぇ!!面白いっ!!!自分の経験を通してそういう言葉を選ぶのか…優しいっ…!瞬間瞬間を繊細に敏感に生きているのがとても魅力だと思っています。

ちなみに狂気の沙汰の田中さんとのバランスもやはりいいですよね。五十路の田中さんの座右の名が「マロン味とマンゴー味にハズレ無し」。ちなみにちなみに太田さんのは「未来はいつも面白い」。

太田上田を見て、恨めしく思う

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うんちく王・くりーむしちゅーの上田さんとの語り番組。こんな風にどんなテーマでも厚い会話が尽きない人が身近にいたら人生の幸せがコンプリートするのではないかと思うくらい、2人の会話が面白いです。

「生まれ変わるなら何時代?」「あ〜んに合う食べ物は?」などの妄想設定話も恋愛絡みからの下ネタ、粋なファンとのやりとり、芸能人とのやりとりなど、何でも愉しい会話に変化。Youtubeで見ており、Hulu契約1年以上悩んでいます…(本当にファンか?)今まで目に留めていなかった上田さんも目に入るようになりましたよ。

太田さんを通して歴史や社会学的視点を自分でも考えるようになったのが、何よりも惹きつけられた理由。年齢を重ねる度に出会う人にどこまで心を開いていいのか、傷付けずに傷付かずに済むかを考えてしまって、自分の視点や心の内を見せることを制御することも。もう少し正直に生きられたらそんな人に新たに出会えるのかしら。

太田さん、56歳おめでとうございます🎊(日本時間)

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小説も初めて読ませて頂きましたよ!