Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

読まなかった本 Have a good die

中瀬ゆかり氏がお勧めしていた柚木麻子著の「BUTTER」、3年程前に購入し何度かチャレンジしたもののなかなか進まず、放置して数年。

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木嶋佳苗死刑囚を題材にし、結婚詐欺師・殺人者である梶井真奈子に翻弄されながら、自分の人生を立て直す記者たちの話。

執拗なバターへの表現にうんざりしながら4分の1を読み進め、ようやくその執拗に慣れ、いつもの柚木麻子を読むようなリズムで一気に読了。 

全編にわたるこれみよがしな食の表現に少し疲れてしまったけれども、それでもやっぱり日本語はいいな。

日本の本を読むと日本人感覚に引き戻されて、安心する瞬間でもあります。

(全然メキシコ人化しているとは思っていないですが。)

 

今回の本は、koboで990円。

読了しないともったいない、でもずっと読まなかった本。

 

平日夕方の再放送「スチュワーデス物語」でドラマにハマってから、翌日の学校での話題に乗り遅れてはならぬ、と一生懸命ドラマを見た世代でもあります。

数え切れないドラマを見てきた中で、一番好きなドラマが草彅くん主演の「僕の生きる道」です。

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今でも年1で読み返し、頭の中で映像化出来る程。 

 

健康に気を遣い、目立たず、平凡であることを目指しながら生きていた教師が胃がんで余命宣告をされる。

一度死を考えるも失敗し、“自分らしく死んでいくために、生きたいように生きる“話です。

 

その中で出てくる「読まなかった本」。

主人公はその本の存在に気付くと、やりたかったことを後回しにしてきた今までの人生を悔やみ、残り少ない時間で自分がやりたかったことをする人生を歩む決意をします。

 

私も何か面倒くさいと感じることがあると、この本の話を思い出し、行動に移すようにしています。

と言いながらも…

家事を終え一息つくと、ついつい頭を使わなくてもいいYouTubeに時間を割いてしまう今日この頃。

あかん、あかん。

 

観たことのない方には是非ご覧頂きたいです、「僕の生きる道」。

矢田亜希子さんがはちゃめちゃ可愛いのです。