Milと0

ダンディな人を求めて30歳で日本を旅立ち、ジョージクルーニー夫と出会いメキシコに落ち着く。メキシコ生活8年目。

舌打ちされて勝ち取ったタコをたこ焼きで食す土曜日

メキシコは基本野菜・果物・肉は量り売り。

たこ焼きをすべく、タコを買いに意気揚々といつものスーパーの鮮魚コーナーへ行きました。

すると、あるのは生のタコだけ。

 

私「茹でタコはありますか?」

スーパーのおじさん「裏にあるよ。」

***

スーパーのおじさん「これ。」

カチンコチンの1杯まるまる。

私「これ切れます?」

スーパーのおじさん「見ろよ、無理だよ、切れねーっつの。ちょっと待って。」

***

スーパーのおじさん「これはどう?」

量り売りのではなく、パッケージされた輸入もの500gを提示。

私「こんなに要らないんですよね…」

スーパーのおじさん「待ってろ。」

***

スーパーのおじさん「これがあった。」

カチンコチンではない茹でタコ登場。

私「あるんですね、良かったです。では200g下さい。」

スーパーのおじさん「無理だよ、1杯で売っているから。」

私「ここ量り売りですよね?」

スーパーのおじさん「・・・」

***

渋々半分に切り私に確かめることもなく、値段を貼り付けようとする。

私「ちょちょちょっと、私が欲しいのは200gです。そんなに必要ありません。」

スーパーのおじさん「これ以上は無理、分けられない。」

私「ここ量り売りですよね?」

スーパーのおじさん「ッチ(舌打ち)」

値段を付けたタコをプチ放り投げるスーパーのおじさん。

私「ご親切にどうも。」

 

無事グラム買いできたタコは、夫婦2人にちょうどいいボリューム。

お気に入りのメキシコクラフトビールと頂きました。

勝利の味は美味しかったです☺︎

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メキシコ人はありがとうを沢山言うのに、ごめんなさいが言えない・言わない文化。

絶対に自分のミスを認めないので、日系企業でメキシコ人と働いている時に察しました。

メキシコ人と言い争う時間程もったいない時間は無いと。

 

いつもは他の鮮魚コーナー店員が笑顔で100gでも出してくれます。

チップ文化でいいサービスを提供した分チップだって弾むチャンスなのに、と残念に思うこともしばしば。

あのね、日本っていう国はチップなしで金額にサービス代込み込みにも関わらず、最高のサービスを日々追求しているんだぞ〜

海外あるあるです。

 

自分より遥か高くから世界を見る花に出会いました。

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