日本では空前のキャンプブーム。キャンプが趣味の友達夫婦が一時帰国の最後12月最初の週末に人気キャンプ場へ連れて行ってくれました。
ハマる理由が十二分に分かりました。ビギナーズが魅了された点を紹介。
キャンプに魅了される理由
富士山を見ながら、私は日本人なんだと諭される
“この景色を必ず見れるわけではない“と重々承知。ビギナーズラックで、様々な富士山の景色を見ることが出来ました。富士山の有難みって、文化です。日本人の心、ここに在り!!としか言いようがありません。この景色にプラスして夜は星空が綺麗に。流れ星も3つ見ました。
大人だからこそ分かる贅沢な時間の流れを愉しめます。冬は寒過ぎるのでは?と思っていましたが、空気は澄んでいるし、お風呂にも入らなくてもいいし、キャンパーおすすめの季節。
あと、いいカメラを持ちたくなる人の気持ちもすごく理解。
キャンプ飯のおいしさ
自然の中で食べる料理は何よりもご馳走。25歳から始めた山登りも、山頂で食べるおにぎりの美味しさを噛み締めたくてハマったようなもの。だから自分がキャンプにハマりそうなタイプであることを友達も分かっていてくれたのでしょう。
しかし!キャンプ飯と山登り飯には大きな差がありました。予想以上の豪華さで、こりゃ楽しいと納得。1日目の昼ごはんは、お肉。市場で買ってきた美味しい肉を友達の旦那さんが美味しく焼いてくれました。
テントを張るものも、料理をするのも焦ることなく、ゆったりとした自分達のリズムでお酒を飲みながら、絶景を目の前にした食事は“贅沢“以外表現のしようがありません。
夜ごはんは、なんとテントの中のストーブの上で水炊き。ストーブ用の手作りの机に感動しました。どんだけ便利で居心地がいいのか…これが令和のキャンプなのか…震えるくらいの驚きと感心がありました。もちろん夜にはかっこいい焚火の前で、カップラーメンをすすってやりました。いつCMが来てもおかしくないくらい、心から「うまい…!」が口から漏れ出していました。
翌日の朝ごはんは、これまた旦那さんがご飯を炊いて、ハラスを焼いてくれました。
キャンプ飯のレベルの高さに驚きを隠せず、何度も何度も「すごいね!」を繰り返した初心者。本当に美味しかったのです、ありがとう旦那さん。
キャンプ用品のレベルが高い
こんなに快適な1泊2日を迎えられるなんて想像もしていませんでした。テントは2部屋に分けられプライバシー確保、ストーブが夜中焚かれ温かく、空気ベッドの上に寝袋で寝たので身体も大して痛くならない…etc。快適快適。この快適のために、沢山の荷物を持ってきてくれた友達夫婦、何回目か分からないけどありがとう。
テントは他のキャンパーと被ることもなく、ちょっと調べただけでも種類やブランドも沢山あって簡単には選べなさそう。もはやテントだけでなく、コップでさえもSNSの映え時代の今、キャンプが洒落た趣味の代表格であるため、出費は大きそうです。
友達夫婦は、次〇〇(私の夫)も来る時には「あのキャンプ飯にしよう!」「〇〇は絶対キャンプ好きだから、一緒に行こう!」などと色々な提案をしてくれて、感謝しかない。絶対に私の夫も大好きな時間の過ごし方。間違いなく挑戦します。彼女たちの惜しみないおもてなしと人生の楽しみ方を披露してもらったことで、私の日本移住への思いが確かなものになりつつありました。
メキシコでもキャンプをしたことはありますが、日本のようなキャンプは危険です。テントなどのキャンプ用品が高ければ襲われる可能性も高いし、トイレに行く間に何か盗まれてもおかしくありません。メキシコシティには自転車やマラソンランナーには人気の山がありますが、同じく自転車強盗多発地域。
メキシコは大好きだけれども、今回の日本の長期一時帰国で再確認したことは「治安の悪さで行動が限定されている」ということ。行動が限定されれば、人と出会うことも、出会いから感じられる人生の気付きが少ないということ。(怖さ知らずのFiesta三昧の若者もいれば、多くの出会いがない方が平穏に過ごせる人もいるので私たち夫婦の場合でしょうか)
そして“日本の令和“を感じたことがもうひとつ。旦那さんが喜んで何でもやってくれる。メキシコでは男性が色々やってくれることに慣れてはいたものの、日本もそうなんだ〜と沢山の友達夫婦を見てほんわかしました。
ちなみに今回連れて行ってもらったキャンプ場は千円札の富士山の場所。
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